かきや内科 糖尿病・甲状腺クリニック

名古屋の糖尿病、甲状腺治療のかきや内科専門クリニック

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インスリンポンプ療法

インスリンポンプ療法

ミニメド 620G システム
ミニメド 620G システム

インスリン療法には、インスリンを1日に4~5回注射で皮下に注入する注射療法と皮下に留置した細くやわらかいカニューレを通して持続的に注入するインスリンポンプ療法(Continuous Subcutaneous Insulin Infusion:CSII)があります。

CSIIでは基礎インスリンと食事にあわせて必要なインスリン(追加インスリン)を簡単なボタン操作で注入することができ、注射針を毎回刺す必要がなくなります。主に1型糖尿病の患者さんに約10例の使用経験があります。名古屋第二赤十字病院に勤務していたときは、ミニメド 620G システムを用い、持続グルコース測定機能を搭載したSAP療法をおこなっていました。血糖値は安定し、満足される患者さんが多かったと思います。しかし手技がやや煩雑であることと、1日に最低2回以上、指先で血糖値を測定し、機器の校正を行なう必要があり、この点が解決されないかと考えていました。

新しい血糖測定器であるFreeStyleリブレにインスリンポンプを併用すれば、指先穿刺の回数を減らせ、インスリンの注射針を刺す必要もなくなります。2018年4月からCGMを用いたSAP療法も可能となりました。インスリンポンプはレンタルなので、月に1回受診していただく必要があります。コントロールに難渋されている患者様や、頻回の血糖測定に悩まれている方には画期的な治療法と考えられます。是非御相談ください。

インスリンポンプ療法